もう怖くない黒い画面 コマンドプロンプトの基本コマンドを触ってみた

もう怖くない黒い画面 コマンドプロンプトの基本コマンドを触ってみた
WEB制作全般

「コマンドライン」は、WEBデザイナーにとって越えがたい壁の一つです。そうあの黒い画面…。パソコンがうまく動かなくなるとか、不安になったタイミングでここぞとばかりに出現し、いや増す絶望感たるやノンプログラマーにとって耐えがたいものです。
ですが今の時代、WEBデザイナーもコマンドラインツールを使えるかどうかで作業の効率が大きく変わります。 というわけで、私もwindowsの標準コマンドラインツールである「コマンドプロンプト」を使い、基本のコマンドを触ってみました。
使用OSはwindows8.1。超基本的なことも含めて、備忘録のためにも学んだことをメモろうと思います。

参考にさせて頂いたサイトはこちらです。英語ですが、キャプチャ満載でわかりやすいです。

コマンドプロンプトその前に 基本用語

GUIとCUI

人間がパソコンに命令を下すためのシステムには、「GUI」と「CUI」の2種類があります。

多くの人が普通に使っているのは、「GUI」…グラフィカルユーザーインターフェースです。ウインドウやアイコンなどをマウスで操作し、文字入力をキーボードで行います。 パソコンに詳しくない人でも、直感的に操作することができます。

対して、コマンドプロンプトのようにキーボード入力と画面の文字表示のみでコンピュータを操作するのが「CUI」…キャラクターユーザーインターフェースです。キャラクターつまり文字。 GUIより操作の難易度が高いですが、コマンドを覚えさえすれば、複雑な操作をはるかに早く効率的に行うことができます。

カレントディレクトリ

自分が今いるディレクトリのことです。
GUIを使っているとわかりづらいのですが、パソコンの中はツリー状の階層構造になっていて、自分はその中の「どこかのディレクトリ」にいて、そこを起点に作業します。 カレントディレクトリに何かしたいなら、そのためのコマンドを入力するだけ。別のディレクトリに何かしたいなら、カレントディレクトリからの相対パスかドライブからの絶対パスにコマンドをくっつけて実行します。

なんというか、GUIを使っているとパソコン操作てこんなイメージですけど

img2

本当はこうなってるってことですね。

img3

あれ、このイメージ誰にも伝わらないかな。。

コマンドプロンプトの開き方

すべてのファイルを検索するところに、「cmd」を入力すると出てきます。
が、これでアプリを開くと通常権限モードになり、できることに制限がかかります。管理者権限で開きましょう。
ウィンドウズボタン+xをタイプし、画面左下にメニューを出現させましょう。この中の「コマンドプロンプト(管理者)」をクリックすると、管理者権限でコマンドプロンプトが立ち上がります。

C:\WINDOWS\system32>

そして、最初はこう表示されています。この、「>」の左側がカレントディレクトリです。
では、基本コマンドを試してみましょう!

cd – カレントディレクトリを切り替える

Change Directoryの略。「cd ファイルまでのパス」を入力し、Enterを押すとカレントディレクトリが切り替わります。
例えば、Cドライブ直下の「test」ディレクトリに移動するには、Cドライブからの絶対パスを指定しこう書きます。

C:\WINDOWS\system32>cd c:\test

Enterすると、

c:\test>

となりカレントディレクトリが移動しています。 大文字と小文字はどっちでもいいみたい。

また、相対パスで書いてもOKですし、以下のような便利な指定もできます。

ディレクトリツリーの先頭(ドライブの先頭)に移動

cd /

一つ上のディレクトリに移動

cd ..

htmlでの相対パス指定に似てますね。

dir – ディレクトリの中身を表示する

directoryの略。ディレクトリの中身を表示します。カレントディレクトリの「test」の中身を見てみましょう。

c:\test>dir

中身が空なので、以下のようになり表示されました。

ドライブ C のボリューム ラベルは Windows 8 です
ボリューム シリアル番号は E484-08A9 です

c:\test のディレクトリ

2016/03/06  15:36    <DIR>          .
2016/03/06  15:36    <DIR>          ..
              0 個のファイル                   0 バイト
              2 個のディレクトリ  141,131,239,424 バイトの空き領域

mkdir – ディレクトリを作成する

Make Directoryの略。「mkdir ディレクトリ名」で新しいディレクトリが作成されます。ディレクトリ名だけならカレントディレクトリ内に、パスを含めばその位置に作成されます。
「test」内に、assetsディレクトリを作ってみましょう。

c:\test>mkdir assets

Enterを押してGUIで確認すると、新しいディレクトリができています。

img4

下層ディレクトリも同時に作成

以下を指定すれば、assetsとその下のcssディレクトリを同時に作成できます。

c:\test>mkdir assets\css

ren – ファイルやディレクトリをリネームする

renameの略。「ren 古い名前 新しい名前」と書くとリネームできます。
先ほどのassetsディレクトリを、「app」にリネームしたい場合はこう。

C:\test>ren assets app

同じ文法で、ファイル名も変更できます。

ren testimg.jpg testimg2.jpg

copy – ファイルをコピーする

「copy コピー元のファイル コピー後のファイル」でファイルをコピーできます。
testディレクトリにデスクトップのindex.htmlをコピーするにはこう。

c:\test>C:\Users\Namiko\Desktop\index.html c:\test\index.html

カレントディレクトリ内でのコピーなら、パスはいりません。

xcopy – ディレクトリごとコピーする

copyはファイルをコピーするコマンドです。ディレクトリごとコピーするには、xcopyを使います。末尾にパラメータをつけ、コピー方法を指定して使います。 パラメータとは、そのコマンドの細かな動作を指定するオプションです。ほんの一例ですが、xcopyコマンドには以下のようなパラメータが用意されています。

  • /e…空のディレクトリや空のサブディレクトリも含めてコピーする
  • /i…コピー先に同名のディレクトリが存在しない場合、新規にディレクトリを作成

たとえば、「test」を空のディレクトリも含めコピーした「test2」ディレクトリを、Cドライブ内に作成するにはこう。

xcopy c:user\test c:user\test2 /e /i

del – ファイルを消す

deleteの略。「del ファイル名」でファイルが消えます。
先ほどコピーした、test2ディレクトリ内のindex.htmlを消してみましょう。

del c:\test2\index.html

本当に削除するかを問うアラートは出ません。Enterを押すと即消えます。
また、書き方を工夫すれば、削除するファイルを便利に指定できます。

同じ拡張子のファイルを削除

「del *.拡張子」で、同じ拡張子のファイルだけ消せます。jpgファイルだけ消したい場合はこう。

del *.jpg

○○ではじまるファイルを削除

「○○*.*」で、前方一致を指定できます。「test」で始まるファイルをすべて削除する場合はこう。

del test*.*

カレントディレクトリ内のファイルをすべて削除

書き方はこうです。全削除の場合は、本当に削除するかを問うアラートが出ます。

del *.*

rd – ディレクトリを消す

Remove Directoryの略。delはファイルを消すコマンドのため、ディレクトリを削除する場合はこちらを使います。
削除できるのは、中身が空のディレクトリだけです。中身があると実行できず、アラートが出ます。
c:\testディレクトリを削除する場合はこう。

rd c:\test

アプリケーションを立ち上げる方法

実行ファイル(.exe)がある場所まで移動して実行ファイル名をタイプするか、絶対パスで指定してEnterを押すとアプリケーションが起動します。
私の環境の場合、ペイントを立ち上げたい場合はこう指定します。

C:\>c:\WINDOWS\system32\mspaint.exe

help – ヘルプを見る

いろいろ書きましたが、実はhelpと入力してEnterを押せば、コマンドのヘルプがちゃんと日本語で(!)出てきます。 特定のコマンドをもっと詳しく知りたいときは、helpに半角スペースを続け、コマンド名をタイプしましょう。

ずーっと逃げてきてしまいましたが、一度仕組みとコマンドを覚えてしまえば全然怖くないコマンドプロンプト。 ぐいぐい覚えて、積極的に使っていきたいと思います。

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